2015年2月5日 00:00
「ラジオの過去番組を再聴取できる機能を提供したい」 - 5年目を迎えるradikoに2015年の展開を聞く
2015年から順次始まる予定のFM補完放送を前に、ラジオ聴取の機運が高まっている。FM補完放送とは、難聴対策や災害対策などのため、FM放送用の周波数(90.1M~95MHz帯)を使って、AMラジオ番組を放送する施策だ。ソニーが1月にFM補完放送対応の防水ラジオを発表するなど、メーカー側もラジオの聴取に新たな取り組みをみせる。
一方で、専用の受信機がなくともラジオを聴取できる方法もある。インターネット経由でラジオ番組を配信する、IPサイマルラジオサービス「radiko.jp」は2010年3月に実用化試験配信、同年12月に本格運用を開始した。2012年4月には月間ユニークユーザー(UU)数1,000万人を突破。2014年4月には、エリアフリー聴取が可能な初の有料サービス「radiko.jpプレミアム」をローンチし、着々とサービスの拡充を図っている。
2015年で5年の節目を迎える「radiko.jp」は、今後どんな施策を考えているのだろうか。
運営元であるradiko代表取締役の岩井淳氏に、 2014年の振り返りと2015年の展開を聞いた。
――まずは、2014年のサービス状況を振り返っていかがでしょうか。