くらし情報『人に聞けない相続の話 (1) 「うちには大した財産はないから相続は関係ない」は本当か?』

2015年2月12日 11:56

人に聞けない相続の話 (1) 「うちには大した財産はないから相続は関係ない」は本当か?

「相続でもらう財産の多寡で、親の愛情を確認する争い」になってしまうと、他の兄弟姉妹よりも「財産が少ない=親の愛情が少ない」という構図になり、お互い後に引けなくなってしまいます。

○(2)家督相続と平等相続にギャップ

現在、相続を検討しなければいけない70歳以上の方は、戦前民法の家督相続で財産を引き継がれた家長の方、あるいは家長ではなく財産をあまり引き継がなかった方です。

その世代の方々は、本能的に「家長となるものが財産を引き継げば良い」と思っていらっしゃいます。

日本は戦争に負け、昭和22年に民法が、平等相続に改正されました。渡す側は、家督相続。もらう側は、平等相続。渡す側の70歳以上の方は、あまり多くを語らない世代なので、自分の死後の財産について子供たちに話していません。

そのような状況で、親が亡くなると、一生懸命親の面倒を見た子供も何年も家によりついていない子供も同じ割合の相続権を主張しますので、やはり揉めてしまいます。
○(3)近くに相続について相談する人がいない

相続は、親の財産を明らかにし、誰が引き継ぐかという非常にプライベートな問題ですので、気軽に誰にでも相談出来る問題ではありません。

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