押井守、日本の映画界に苦言「息苦しい。風通しを良くしたい」
押井さんの力を借りて打ち上げてみました。4作まで作りたいと思いますが、是非皆さんが湧いていただくと日本映画界が活気づくと思います」とアピール。本広監督に名指しされて苦笑いを浮かべた押井監督は「今の日本映画は息苦しく、何が息苦しいのか考えたレーベルです。今後どうなるか蓋を開けてみないと分かりませんが、今の邦画の世界の風通しを良くしたいです。このレーベルの中から記憶に残る映画が生まれてくれたらと思っています」と期待を寄せていた。
その後に『ビューティフルドリーマー』のトークイベントとなり、主演の小川紗良らキャスト陣と本広監督が登壇。映画研究会の監督役を務めた小川は「私自身、映画サークルで監督をやっていたこともあるので追体験のような不思議な作品でした」と感想を。そんな小川らが出演した本作は、「エチュード」と呼ばれる即興劇を多様している。
本広監督からエチュードを絶賛された秋元は「グループ在籍時の暇な時にエチュードをやっていたんです。お客さんが来ないパブやスナックで働いている女の子の設定とかいろいろやっていたので、拒絶感はありませんでした」と即興芝居に不安はなかったという。逆に不安を感じたという小川は「悩みながら稽古が終わっても皆さんと相談しながらやっていました。