人に聞けない相続の話 (4) 「家督相続」世代と「平等相続」世代のギャップをどうする!?
と考える世代です。
ここに、生前に相続の準備をしない「家督相続世代」の親が亡くなり、「平等相続世代」の子供が平等の権利を主張し、遺産を巡って争いになるという構図があります。
「家督相続」と「平等相続」のギャップが、"争族"の2つ目の大きな原因です。
「家督相続世代」は、「会社」や「家」を守るため、財産を分割しすぎない為の「遺志を残す」。
「平等相続世代」は、自分たちの権利のみを主張せず、「果たす責任に見合った権利を主張する」。
これらにより、「家督相続」と「平等相続」のギャップが埋まり、無用な"争族"を減らすことが出来ます。
(参照:『基本法コンメンタール相続』(日本評論社))
(※写真画像は本文とは関係ありません)
○執筆者プロフィール : 小川 実
一般社団法人相続診断協会代表理事。成城大学経済学部経営学科卒業後、河合康夫税理士事務所勤務、インベストメント・バンク勤務を経て、平成10年3月税理士登録、個人事務所開業。
平成14年4月税理士法人HOP設立、平成19年4月成城大学非常勤講師。平成23年12月から現職。日本から"争族"を減らし、笑顔相続を増やす為相続診断士を通じて一般の方への問題啓発を促している。相続診断協会ホームページのURLは以下の通りとなっている。