くらし情報『嫉妬渦巻く大奥で玉の輿! その教訓は「一に引き、二に運、三に器量」だった』

2015年4月18日 00:00

嫉妬渦巻く大奥で玉の輿! その教訓は「一に引き、二に運、三に器量」だった

お喜世自身には何のおとがめがなかったのですが、この事件でお喜世の権力は弱まってしまいました。さらに、お喜世の息子・家継がわずか8歳で夭折してしまいます。

権力争いに巻き込まれるなど、その地位は決して安定したものではなかったお喜世。とは言え、生涯、将軍生母として優遇され続けたため、晩年は1万坪もある屋敷で不自由なく暮らすことできたそうです。

○大奥流・玉の輿を狙うコツを現在に生かす

2人のシンデレラストーリーはいかがでしたか? ところで、2人がすんなりと将軍に手を付けられたかというと、そんなことはありません。そもそも将軍のお目にかかる機会がなければ、将軍に手を付けられることはありませんよね。しかし、大奥の女性たちにも身分があり、将軍に会えるのはごく限られた女中だけでした。つまり、大奥の中で出世をすることが玉の輿に乗る一番の近道だったのです。


大奥での出世は「一に引き、二に運、三に器量」と言われました。「引き」とは、自分を引き立ててくれる上司のもとにつくこと。例えばお玉は、当時の大奥の実権を握っていた春日局から後押しがあったので、側室になることができました。ですが、上司が失脚してしまえば、自分の出世も危うくなります。

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