2015年4月18日 11:00
有休がとれない中で遠征をやりくりする事務職アイドルファンとは? - サイレントマジョリティOLの実態
働く女性たちに、キラキラしただけではないリアルなエピソードを聞いていくこのシリーズ。前回は、保守的な会社で「女は愛嬌」「退職するなら寿で」などといったプレッシャーの中で働いている女性についてレポートしましたが、今回はジャニーズファンの女性に、会社で働くこととジャニーズファンであることの調整はどう行っているのを伺いました。
一見、ジャニーズファン向けの企画のように見えますが、すべての趣味人にも共通する話でもあり、また会社で有休を取るとはどういうことなのか、仕事とプライベートを両立させるにはどうすればいいのか……ということが少しは見えてくると思います。
今回登場いただくのは、三度目の転職をして、今はメーカー勤務の正社員Tさん(32歳)です。
○平日は仕事を大急ぎで終わらせてダッシュ
――ジャニーズファンとしては、どういう活動をしてるんですか?
高校からずっとジャニオタで、活動的だったときもあったけど、今はちょっと落ち着いて、土日や平日に行ける範囲で舞台やコンサートに行くという感じですね。平日は仕事を大急ぎで終わらせてダッシュします。基本はひとり行動ですね。
――それはどうしてなんですか?
東京のコンサートならいいんですが、誰かと遠征することになっていても、仕事でどうしてもいけなくなったりすると、ほかに行ける人を探したり、ホテルを取り直したりしないといけなくなるんで。