くらし情報『テレビ・ワンシーン考現学 (1) 「突然の雨」はドラマの場面転換としてさすがに使われすぎている』

テレビ・ワンシーン考現学 (1) 「突然の雨」はドラマの場面転換としてさすがに使われすぎている

テレビ・ワンシーン考現学 (1) 「突然の雨」はドラマの場面転換としてさすがに使われすぎている
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ドラマにありがちなシチュエーション、バラエティで一瞬だけ静まる瞬間、
わずかに取り乱すニュースキャスター……テレビが繰り広げるワンシーン。
敢えて人名も番組名も出さず、ある一瞬だけにフォーカスする異色のテレビ論。
その視点からは、仕事でも人生の様々なシーンでも役立つ(かもしれない)
「ものの見方」が見えてくる。
多くの媒体で注目を集めるライター・武田砂鉄さんが、
執拗にワンシーンを追い求める連載です。
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○「突然の雨」が突然すぎる

昼ドラの照明が作り出す自然光はいつまでも不自然なままだ。なにかと既存のセットで済ませておきたい台所事情はあるにせよ、例えば夕陽が差し込むシーンでは、明らかに夕陽が差し込みすぎている。どこよりも住居が密集している下町を舞台にした人情ドラマなのに、斜め45度の角度でストレートな夕陽が居間に差し込んでくる。

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