フィギュア・無良崇人や村上佳菜子らの国別対抗戦を、元選手はどう見るか
フリーでも、冒頭の4回転トゥーループで両足着氷になった以外は目立ったミスもなく、見事に『オペラ座の怪人』の主人公・ファントムを演じきったのではないかと思います」。
今大会は日本のキャプテンとして、皆をまとめる役も担った無良選手。澤田さんは、演技にもメンバーを引っ張っていこうという姿勢が感じられたと話す。
「演技後半は疲れが出てスピードが落ちることもありますが、今回は後半になるにつれてスピードが出てきた感がありました。日本チームのキャプテンとしての責任も果たせたのではないかと思います」。
宮原選手
「SPでは冒頭に珍しいミスがありましたが、後半のジャンプで見事にリカバリーができました。SPではジャンプコンビネーションが必須要素となっているため、もしリカバリーができていないと大きな損失になっていました。冷静に対応できたのも、万が一に備えて日ごろからきちんとシミュレーションをしているからだと思います」。
全日本選手権優勝、世界選手権2位という実績を引っさげて今回初出場を果たした宮原選手。SPは6位ながらもフリーでは僅差(きんさ)で3位になるなど、高い実力を見せつけた。
「フリーでは持ち前の体力を生かし、後半のダブルアクセル-3回転トゥーループを2つとも成功させ、大きな得点源となりました。