高橋洋子が蘇らせる20世紀の名曲たち - カヴァーアルバム第二弾「20th century Boys & Girls II」
今回のアルバムは、自分が20代のころにコーラスをやっていた由実さんの曲であったり、はじめてソロでレコーディングした曲であったり、昔から大好きだった曲であったり、私の歌の中で、皆さんに一番知っていただいている曲であったりが収録されているわけですよ。そういう意味では、原点回帰というわけではないですけど、自分のこれまでを振り返りつつ、今後どうしていくのかをあらためて考える機会をいただけたのではないかと思っています」
●高橋洋子にとってカヴァーとは
――そこから一転、急に渋い感じで「愛のバラード」になりますが、これは大月さんのチョイスですよね
高橋「そうですね。メロディは皆さんご存知の有名な曲だと思いますが、歌詞があるなんて知らなかったので、最初に聞いたときはビックリしました。まさに今回の隠し玉なんですけど、この曲に歌詞があって、金子(由香利)さんが歌っていたことを知っていた大月さんにもビックリですよね。そういう点でも、この企画の選曲において、大月さんは欠かせない存在なんです(笑)。ただ、実際に歌う際、どうやって歌おうかすごく悩みました。原曲に寄せるべきかどうか。最終的には笹路さんが、高橋洋子が歌ったらどうなるかというニュアンスでアレンジしてくれたので、すごく収まりのよい感じになったと思います」