2015年5月19日 13:57
紫外線が強くなる5月は、ビタミンCを賢く摂取して乗り切ろう
この酸化されたメラニン色素を無色状態に還元することで、シミを薄くすることができると考えられている。
○間違った使い方はシミを濃くする場合も
シミの原因のメラニンの生成などを抑える働きがあるビタミンCだが、「ビタミンCだったら何でもプラスに働く」という考え方は危険。ナチュラル思考のママ世代では、天然素材を使った手作りコスメが人気となっているようだが、ビタミンC成分を扱うときには注意が必要なのだ。
例えば、ビタミンCが多いレモン汁で化粧水を作ったり、レモンの輪切りでパックしたりする人がいるが、シミやくすみにはかえって逆効果となる。レモンはビタミンCを含むが、皮の部分に「ソラレン」という光感受性の成分が含まれている。その成分が紫外線を逆に吸収しようと働きかけるため、シミやくすみが濃くなってしまうためだ。
市販の化粧品は安全性を最優先に肌への影響を研究しているため、安心して使用できる。だがソラレン以外にビタミンC自体の刺激も強いことから、手作り化粧品でのスキンケアは慎重に行わないとトラブルを招くことになる。
ビタミンCはメラニンの生成を抑える働きだけでなく、肌のはりの元になるエラスチンやコラーゲンの原料にもなっている重要な栄養素。