大学デビューの落とし穴 (4) 5月:開けば海路の日和あり! 苦しいときの"自己開示"のススメ
という気持ちもありました。しかし、失恋のつらさに耐えかね、つい愚痴をこぼしてしまった。それによって私は、意図せず"自己開示"をすることができたのだと思います。
プライドの高さと視野の狭さによって、自分自身を苦しめてしまう……。それが「若さ」というものかもしれませんが、ダサくても、みっともなくても、つらいときは思い切ってつらいと言ってみる。そうすると、今まで見えなかった道がいきなり開けたりするものです。
心を開いたことでクラスメイトとの間に接点が生まれ、それが互いのことを知り合うきっかけになりました。新しい環境の友達というのは、つい気を遣ったり空気を読んだりして慎重に接しようとしてしまいがちですが、もしかしたら、思い切って自分からお腹を見せちゃうことが、仲良くなるための近道なのかもしれません。
私はその後、友達と恋バナをするのがライフワークとなり、今では恋バナを書いて生計を立てるという謎の人生を送っています。そう考えると、これは大学生活のみならず、私の人生を救う一件だったかもしれません。
「閉じるなキケン!」からの「開けば海路の日和あり」ということで、空がスコーンと抜けるこの5月、つらいときは誰かに思い切って心の内を話してみることをオススメします\(^o^)