2015年5月27日 15:51
「保活」必勝法 (11) 窓口で泣く、嘆願書を書く……で保育園に入れる? 「保活都市伝説」の真偽
○同一指数世帯の優先事項(27年度)
保育指数と調整指数の世帯合計が同一の場合、次の優先事項を基に入園順位を判断します。
1.練馬区在住者(転入予定者を含む)を優先します。
2.保育指数の高い児童を優先します。
3.保育料の滞納がない世帯の児童を優先します。(既に卒園した児童の保育料に滞納がある場合も含みます。)
4. 災害>不存在>障害>疾病・負傷>就労>介護、就学>出産>就労(内定)>求職、の類型順で優先します。
5.希望保育園等に同一世帯の児童が在園している児童と施設に措置されている児童を優先します。
6.住民税額が低額の世帯の児童を優先します。
これは公平さを担保するためであり、個人の思い入れなどの恣意(しい)性を排除するための仕組みと言っていいでしょう。つまり、泣き落としや嘆願書の差し入れによって指数の加点がついたり、それらを優先事項として設けている自治体でない限り、選考時にプラスにはならないということです。そして、そういった基準を設けている自治体は、私自身は見たことがありません。嘆願書の前にまずやるべきことは、指数の仕組みやその他の選考に関わる基準をよく理解すること、そして自分の状況をフルにいかすことです。