2015年6月2日 10:06
ものづくり業界を成長させる35万人が利用する3D CADソリューション - 機械設計者と部品サプライヤをつなぐCADENAS
雑誌広告などでの引き合い獲得が難しくなっているなか、それと比較にならない件数の"ユーザー情報"(ダウンロードしたユーザーの個人情報)を取得できるのも、大きな魅力の一つだ。
なぜ国内独占が可能なのか
しかし、こういったメリットの大きい出会いを創出できるマッチングサービスでは、つぎつぎにプレイヤーが現れ、たちまちレッドオーシャンと化すのが世の習いだが、なぜ同様のサービスを行っている会社は国内にはなく、世界的にみてもあと1、2社類似サービスがある程度という状態なのか。時代に先行できていたという側面もあるが、実はデータをストックする技術にも秘密がある。
単に、億を超える一つひとつの3D CADデータをサーバーに上げている訳ではない。部品(型番)を選択するコンフィグレータと、選択したサイズやオプション構成・組合せに合わせて、その場で、3次元モデルを生成する『パラメトリック技術』という"プログラム"の様な仕組みがあり、必要に応じて3D CADデータを生成しているのだ。つまり、この仕組みにより、メーカー各社の膨大なファイルが、サービス上では使用者が必要なデータを生成できるプログラムに変わるわけだ。