のん、初の劇場長編作品手がける! 大物監督出演、樋口真嗣監督によるSP応援映像も
その中で改めて気付けたことは、自分は見てきたエンタメや音楽やアートによって支えられているということです。どんどんその思いが強くなって、いてもたってもいられず脚本を書き始めました。作品の主人公を自分の憧れである美大生にしようと決めてコロナ禍の美大生の方たちの状況を調べ始めました。そして、美大生の方たちの卒業制作を取り上げた記事を見つけました。そこに書かれてあった「時間をかけて作ったものがゴミのように思えてしまった」というインタビューが、あまりに衝撃的で。自分の悔しさにも共鳴して膨れ上がって、この無念をなんとか晴らしたいと、脚本を書き進めていきました。コロナ禍で擦り切れた思いを、少しでもすくい上げるような映画になったら...。心を込めて作った映画です。
みなさま、ぜひお楽しみにしていただけたら嬉しいです。
○樋口真嗣監督 コメント
監督になりたい。
そんな濁りなく希望に満ちた質問に対して、
いつも出かかって止めてしまう答えがあります。
監督はなるもんじゃないよ。
呼ばれるもんだよ。
どうしよう、これでいいのかな、
そんな感情を現場で出さないように必死で取り繕い、
ごまかしていると、周りのスタッフがいつも支えてくれています。