くらし情報『大島由香里、“ダメージ床”を乗り越えて…『ニュースJAPAN』重圧の先にあった「自分らしさ」』

2021年3月21日 11:00

大島由香里、“ダメージ床”を乗り越えて…『ニュースJAPAN』重圧の先にあった「自分らしさ」

――確かに人生においても経験値を稼いでHPが上がると、過去に苦痛だったはずの「ダメージ床」を楽々と歩けるようになる。

10代から20代はそこまで自覚はなくても、いろいろ傷ついたり、嫌だと感じたり、知らず知らずのうちに我慢していたり。それを今になって気づくというか。幼い頃は経験や情報が少ないからこそ、それが普通だと思って過ごしていたんです。でも、それなりに経験を積んでいくと、「あのとき、よく耐えられたな……」と思うことが多くて。でも、30代になってもいろいろなことがあって大変でしたけど、レベルアップすることができたからこそ、ここにいられるんだと思います。

○■母の一言が人生の転機に

――先ほど控えめなタイプだったとおっしゃっていましたが、キャスターは気が強くないと務まらない仕事だと思っていました。

だから、つらかったです(笑)。
人に譲るのは親の性格の影響もあると思います。人になるべく迷惑を掛けないようにとか、他の人が平穏に生きられるなら自分が我慢すればいいとか。今になってようやく分かったんですけど、そういう選択肢を選んで生きてきたんだと思います。

アナウンサーの試験は一度落ちて、翌年の2度目で受かったんです。

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