賀来賢人、子供たちが原動力に「遊びでも仕事でも『パパ楽しそうだな』と思ってもらいたい」
しんどいこともあります」と苦笑い。「舞台をやらせていただくようになって、お客さんの反応を目の当たりにできるようになってからは、少し自分に自信が持てるようになったかもしれません。昨年は、舞台(ミュージカル『モンティ・パイソンのSPAMALOT』)に立たせていただくことができたんですが、“やれるかどうかわからない”という中でも、みんなで協力して、一生懸命に作り上げて、全公演やり切ったことも、とてもいい思い出になりました」と目を細め、「喜劇だったので、お客さんの笑顔を見ることもできました。僕自身、ものすごくそれに救われて。この仕事をやっている意味がわかりました」と力強く語る。
コロナ禍で、「考え方がよりシンプルになった」とも。「本当に僕は仲間や先輩、そして出会いに恵まれているなとも思いました。働くということは、自分のためだけでなく、家族のためでもあるんだと改めて気づいた部分もあります。
30代もワクワクすることを探しながら、表現の世界を楽しんでいきたいです」とさらに前を向いていた。
■賀来賢人
1989年7月3日生まれ、東京都出身。2007年、映画『神童』で俳優デビュー。2009年、映画『銀色の雨』で初主演を務める。