中村倫也「今とても心地いい」 ブレイク後の変化の中でたどり着いた自然体
と、インタビュー中も終始自然体だ。
そして、「役者としての立ち位置や期待など、この2、3年でだいぶ変わったものが、少し体に馴染んできて、落としどころが見つかってきた今なのかなと感じています。それを探る2年間でもあったと思いますが、今はそういう意味で心地よさを感じています」と穏やかに語る中村。
最後に思い描いている将来像を尋ねると、「優しいおじいちゃんになりたい。それくらいしか決めていないです」と笑い、「役者としてどうなりたいというのは特にないです。やりたいようにできたらいいなと、その一言に尽きます。その都度一生懸命やって、見てくれた人たちが何か思ってくれたらいいなと思います」と語った。
■中村倫也
1986年12月24日生まれ、東京都出身。
2005年、俳優デビュー。2014年、初主演舞台『ヒストリーボーイズ』で第22回読売演劇大賞優秀男優賞受賞。2019年にはエランドール賞新人賞を受賞。近年の出演作は、ドラマ『初めて恋をした日に読む話』、『凪のお暇』(19)、『美食探偵 明智五郎』、『この恋あたためますか』(20)、映画『台風家族』、『屍人荘の殺人』(19)、『水曜日が消えた』、『人数の町』、『サイレント・トーキョー』(20)