オズワルド、M-1審査員の指摘で漫才に迷いも「方向性は見えてきた」 ブレない根幹も語る
でも、畠中と組む2年目の時に『M-1グランプリ』の1回戦で落ちたんです。このままではきついと思っていたら、ダメ押しのようにまんじゅう大帝国が出てきて、カテゴリーでいうと同じだったんです。同じやり方なら彼らのほうが上手かった。俺たちが先なのにバクったと思われかねないくらい向こうがお見事だったので、徐々に今の感じになっていきました。5年くらい前のことです。
――その後、2019年、2020年と『M-1グランプリ』でファイナリストになり、知名度も上がったことで、コンビとしてさらに成長・変化したのでないでしょうか?
畠中:ウケやすくはなりました。『M-1』の決勝の前にルミネに出演する機会をもらったんですけど、まったくウケなかった。いずれ決勝でやるネタだったのですが、まったく知らない奴らが出てきて奇妙なネタやってもダメなんですよね。
伊藤:ネタにもよるかもですね。『M-1』のネタは寄席でやってもウケないんです(笑)。だからネタを使い分けていかなくちゃと思います。
畠中:それでもまったく知られていない時よりはウケやすくなってきたなという感じはします。伊藤:『M-1』には感謝しています(笑)
――その『M-1』とは、おふたりにとってどういう意味合いの大会でしょうか?
伊藤:現状は生きがいそのものですね。