オズワルド、M-1審査員の指摘で漫才に迷いも「方向性は見えてきた」 ブレない根幹も語る
お笑い芸人として売れたいし、僕はめちゃくちゃテレビに出たい人なのですが、それと『M-1』は別ものというか、絶対に優勝したいんです。
畠中:僕はテレビに出て売れたいとは思っていないんです。漫才師に憧れているので、一生ネタをやっていたいし、一生劇場に出たいので、そのための、一個の称号としてM-1チャンピオンになりたい。世間も認めてくれますし、自分らの誇りになりますし。
――笑いの頂点を目指す過程で気づいたことはありますか?
畠中:ネタの進化を感じます。ブラックマヨネーズさんの掛け合い漫才、チュートリアルさんの憑依型、パンクブーブーさんの凄まじいシステム。それを踏まえると、新しい、とんでもないものを作らないと優勝はできない。僕らの場合も普通の愉快な漫才とは若干違うので、これを突き詰め、その最高峰を出さないと優勝はできないのかなと思います。
伊藤:向いていないこともやらないと勝てないと思う。得意なことだけをやっていると狭まってしまうというか、これもできるあれもできるが増えていくほうが強くなる。ミルクボーイさんにしたって、あのパッケージをやりながら、いろいろなことを加えていって、その結果の優勝だと思います。