オズワルド、M-1審査員の指摘で漫才に迷いも「方向性は見えてきた」 ブレない根幹も語る
畠中:一昨年よりは去年のほうが進化しているとは思いますが、またさらにそれを超えていかないといけない。
伊藤:そもそも相当いいものがないと決勝には行けない。去年と同じものを持って行っても、決勝にあげてくれないと思います。
●M-1後の松本人志の助言に納得「それだ! と思った」
――昨年の『M-1』では突然大きな声を出すという少し変えた漫才を披露されましたが、審査員の松本人志さんは「“静”の漫才を期待していた」と。あの声を張り上げていくスタイルは、変革願望の表れだったのでしょうか?
伊藤:もちろん勝つためにという気持ちはありましたが、僕、普段からデカイ声を出すこともあるんですよ(笑)。だから、あの日無理していたわけではないんです。ただ、去年に関しては声の出し方も無理くりな感じで、流れの中ではなく、急にワンポイントで爆発的にブチ切れて、そこから無理やり着火していく感じでした。そういう粗さがバレちゃったかなと。
――そこを面白いと感じる人もいると思いますが。
伊藤:僕らもそうだと踏んだんですけどね(笑)
畠中:実は一昨年の『M-1』に出た時に、何カ所か伊藤がデカイ声で突っ込む瞬間があったんです。