オズワルド、M-1審査員の指摘で漫才に迷いも「方向性は見えてきた」 ブレない根幹も語る
新ネタを下ろすライブもあるんですけど、単独の場合は絶対に失敗できない。
伊藤:プレッシャーがね。根本的にいいネタがないと話にならないので、そこは一番力を入れたいと思っています。
畠中:いいネタ作ります!
伊藤:とにかく恥をかきたくない。それは一番強い思いです(笑)
――そもそもなのですが、静の漫才という自覚はあるのですか?
畠中:そうですね。今までの傾向は、ほかの漫才師に比べたらゆったりしているほうなので、カテゴライズするならそうなりますね。でも、静かにやろうと意識していることはない。でも、客観的に見たら、そういうスタイルの漫才を求められているのかなということもわかりました。
――求められているものと、やりたいことは一致していますか?
伊藤:そうですね。無理している瞬間はまったくないです。普段もテンション低い時もあれば、大きい声を出すこともある。
――静か動か、みたいにレッテルを貼られてしまいがちなところもありますよね。
伊藤:でも逆に言うと、何か貼られないと、というところもある。
畠中:自分らでは見えなくなってくるんです。人に言われて、ああ、自分ってそういう人間なのかと、人に言われないと気づかないことってあるじゃないですか。