オズワルド、M-1審査員の指摘で漫才に迷いも「方向性は見えてきた」 ブレない根幹も語る
だからお客さんが観たいものを見せられるようにならないといけないと思っています。
――今後も静のスタイルは貫いていかれますか?
伊藤:静か動かは、そこまでこだわらなくてもいいかなと思っています。いろいろなことをやっていていい。僕らの根幹は“ありえない会話”。ほかのコンビがやっても成立しないようなネタをやっていきたい。普通のツッコミだったら「もうええわ」でシャットアウトできることを掘り下げていくという。
畠中:それは僕の提案というか、そういう設定が多いんですよね。否定も、完全否定しないのが僕らの漫才のよさだと思うので。
伊藤:畠中のネタは僕にしか突っ込めないと思う(笑)
畠中:「もうええわ!」で否定されたら、もう先に進めないんですよ。根本の題材を否定されたらそこでもう終わりなんですけど、伊藤のちょっと汲み取ってくれる会話の流れなので、その先に進める。それはオリジナリティーかなと思いますね。
伊藤:地球上にない会話をしていたいなと思っています(笑)
■オズワルド
畠中悠(1987年12月7日生まれ、北海道出身)と伊藤俊介(1989年8月8日生まれ、千葉県出身)による漫才コンビ。2014年、『M-1グランプリ』の決勝出場を目標にコンビを結成する。