2015年7月2日 09:00
国立大学の授業料が値上げ? これからの教育資金の貯め方
国立大学の授業料が私立大学並みに引き上げるという財務省案が発表され、物議をかもしています。現在、私立大の授業料は平均で約85万円。国公立大学の標準額は53万5800円。子どもが生まれたときから、教育費の積み立てを始めても、これからの教育資金は不足してしまうのでしょうか。
○高校までは家計から。大学の学費をターゲットに貯蓄する
国公立の大学に進学するのか、私立の大学に進学するのか、文系か、理系かで、大学にかかるお金は大きく変わってきます。現状の費用をまとめると以下のようになります。初年度は入学金と授業料の合計。
2~4年目は授業料のほか、施設設備費などの費用も含みます。
国立
初年度納入金 : 82万円
2~4年目 : 各54万円
合計244万円
私立文系
初年度納入金 : 122万円
2~4年目 : 各98万円
合計416万円
私立理系
初年度納入金 : 163万円
2~4年目 : 各137万円
合計574万円
一般的に、子ども一人の教育にかかるお金は1000万円とも2000万円とも言われますが、まとまった資金が必要になるのは、大学の4年間。国立でも4年間の合計で244万円の資金が必要なのです。