2015年7月17日 17:43
ネット時代の若手イラストレーター・おはぎ氏「絵を描くきっかけは、ペンタブレットでした」
「私にとって描くことは、絵を見てくれる人とのコミュニケーションでもあるんです」
1993年生まれの若手イラストレーター、おはぎ氏。インタビュー会場に現れたのは、カンカン帽に紺のワンピース、ショートカットが似合うまさに「かわいい」という言葉がぴったりの女性だった。
10代の頃からWebでの活動を始め、「絵師」としてpixivやニコニコ動画で作品を発表。最近では小林幸子さんのCD「吉原ラメント」のイラストなどを手がけているほか、作曲家・ORYO氏とのユニット「FAULHEIT」ではイラスト、グラフィックデザイン、動画制作を担当している。
今回は、おはぎ氏がこれまでに生み出してきた「かわいい」イラストの数々やその制作手法、それを支えるツールとの関係性について、お話を伺った。
――最初に、絵を描き始めたきっかけを教えてください。
小さいころは、絵を描くということに特別な執着があったわけではなかったんですが、小学校4年生のころ、友達の中にお母さんがイラストレーターとして働いている子がいたんです。その友達のお家に遊びに行ったときに、お母さんがペンタブレットで絵を描いているのを見たのがきっかけになりました。