水田航生、先輩・山本耕史が演じた役への挑戦 「役者を辞めたい」と相談した過去も
『辞めろ』と言われていたら今ここにいないかもしれない」と山本に頭があがらない。
●相手役は昆夏美「リアリティのある関係性になれれば」
難易度が高い作品だけでなく、尊敬する先輩が演じた役を継ぐことになる。「彼が演じた役を果たして自分ができるのか、難解な曲を歌えるのか」。悩みは尽きないが、「楽曲をただの歌として捉えていくと、1つの曲という認識で終わってしまう。劇中に登場しない曲と曲の間の出来事、ジェイミーの心境や思いを真剣に考えないとただコンサートのように歌うだけで終わってしまう。そうならないようにしていかないといけない」と前を向く。
水田の相手役、キャシーを演じるのはミュージカル女優の昆夏美。彼女とは初共演となる。
「初共演ですが共通の知り合いが多くて、この間ビジュアル撮影で初めてお会いし、お互い『お話はよく聞いています』と挨拶しました。そのときに『同世代だから敬語止めよう』とも話しました。昆ちゃんと呼んでいます(笑)。年も近いので初対面に感じなかった。フランクに話せる方というのが第一印象です」と相性は抜群のよう。
演出を担当する小林氏は水田・昆ペアについて、「とても現代的な感覚を持ち込んでくれそう」