2015年8月20日 18:00
武田梨奈&渡部秀が語る『進撃の巨人』映画とドラマの"あいだ"-「映画ありきの過去、過去があっての映画」
渡部「それはすごくあると思います。演じている側の僕が伏線といっていいのかどうかはわからないのですが、そう感じたところは何カ所かありましたね。見てくださる方には、逆にそれを見つけるのも楽しみにしてもらいたいです。リルとフクシの恋愛もそうですが、実写版映画が描くその後につながる"かけら"が、ドラマ3編とも少しずつちりばめられています」
武田「私は、実写版映画ではリルが怒りに狂ってしまうシーンがあるので、『なぜ彼女がそういう行為をとるに至ったのか』を描くにはどうしたらいいのかということをドラマではすごく意識しました」
渡部「映画ありきの過去、過去があっての映画だと思うんです。例えば、神尾佑さん演じる隊長も、実写版映画ではすごくきつい役なんですけど、ドラマでは意外に優しい。そう考えると、2年間のあいだにいろんなことがあったんだろうなと深読みして見ることができますね」
――ドラマの製作はいつわかったんですか?
武田「映画の打ち上げの時に聞きました。『dTVでドラマをやるかも』といううわさレベルでしたが……」
渡部「決定した時は単純にうれしかったですね。実写版映画で語られていない部分を描いていただけるということで、キャラクター的にというところではもちろん、アクションをメインに、新しいことにチャレンジできるということがすごくうれしかったです」