ご存知かも知れないが、いまやロボットはフィクションの世界をとっくに飛び出している。日本政府も、東京五輪が開催される2020年に向けて、ロボット化社会を世界に向けてアピールしていくと強く打ち出すなど、重要に位置づけている。そしてそんな“ロボット立国”に向けた流れは、教育の世界にも大きく影響し始めているようだ。その象徴の1つと言えるのが、子ども向けのロボット・プログラミング教室「栄光ロボットアカデミー」だ。ここでは一体どのような授業が行われているのかを探るべく、教室の片隅にお邪魔させてもらった。
○自分だけのロボットをつくっちゃおう!
東京スカイツリーの“麓”にある「栄光ロボットアカデミー 東京スカイツリータウン校」の教室。今回、子どもたちがつくるのは「ホッケーロボット」だという。教室には夏休みに入ったばかりの小学校低学年の生徒が7人、それに先生が2人つくというまさに“少数精鋭”教育のようだ。
毎回、授業のはじめにはその日につくるロボットの予想図を描くという。「ホッケー」ができるロボットとは、果たしてどのようなロボットなのか──子どもたちは思い思いのアイデアを絵や言葉で紙に描いていった。