ただ、傾向として、家計収支が黒字になったからといって、その多くを純粋な預貯金に回しているでもなく、投資商品を購入しているわけでもないのです。いかに日本人が保険好きかを示しているかということです。
日々の生活で1万円を節約するのは、大変なことで、それを毎月継続していくと節約疲れを起こします。しかし、保険を見直してムダな保険を省く、投資でお金に働いてもらう、という視点を持てば、無理な節約に頼った資産防衛から脱することができるでしょう。
夏休みに使いすぎたと反省するのもいいですが、このあと、どのような家計運営をしていくのか、その計画を立てるのに、絶好のチャンスではないでしょうか。消費を我慢するだけではない、メリハリのある家計を心がけてほしいものです。
(※写真画像は本文とは関係ありません)
<著者プロフィール>
伊藤加奈子マネーエディター&ライター。法政大学卒。
1987年リクルート(現リクルートホールディングス)入社。不動産・住宅系雑誌の編集を経て、マネー誌『あるじゃん』副編集長、『あるじゃんMOOK』編集長を歴任。2003年独立後、ライフスタイル誌の創刊、マネー誌の編集アドバイザーとして活動。2013年沖縄移住を機にWEBメディアを中心にマネー記事の執筆活動をメインに行う。2級FP技能士。
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