『To LOVEる-とらぶる-ダークネス 2nd』、BD/DVD発売記念! 原作者&監督対談
中山P「大槻監督はシリーズ構成も担って頂いているのですが、そこで特にこだわった部分は何ですか?」
大槻監督「原作を読んでいると感じるのですが、それぞれのキャラクターの感情が動き、それが各エピソードを繋げているんですよね。あるキャラが成長したら、そこから話が広がって次のキャラの成長の話に繋がり、そしてまた次のキャラに……と、バトンタッチしながら成長曲線が続いているんですよ。アニメも同じように、キャラの感情なり成長なりで話数を区切り、次の話は次のキャラにバトンタッチ……という指針で考えていきました。ただ、その中でリトは変わらないんですよね。次にララ。他はキャラ同士の付き合いで、ちょっとずつ変わっているのに」
中山P「ララは難しいですよね。例えば9話のキスの話も、知識として知らなかっただけで、知った後も彼女自身は変わらない。そう考えると、既に完成されたキャラですよね」
大槻監督「ララは『To LOVEる-とらぶる-』(無印)の終盤でひとつ成長して、あとはリトと同じ側になったというか……」
矢吹氏「何かふっきれた感じですよね。
そしてモモは、成長したと思ったら下がっちゃう。成長ステップがあっても、土壇場で踏み切れないキャラです(笑)」