2015年10月6日 08:00
「はやぶさ2」は浦島太郎? - 目指す小惑星の名前は「リュウグウ」
の姿が昔話の主人公と通じることを挙げた。また、「リュウグウ」が水を含むと考えられていることや、既存の小惑星と類似しておらず商標権のトラブルなどの心配がないこともポイントだったという。
また、「リュウグウ」は地球接近小惑星(NEO)に分類されることから、神話から名前をとることが慣例となっており、今回もそれに従っている。この点について「はやぶさ2」プロジェクトチームの吉川真 ミッションマネージャーは「(『はやぶさ』の目的地だった)「イトカワ」のときは伝説的な人物だったが、今回は神話じゃなければ通らないのではという心配があった。一般名詞だと厳しいと思っていたので本当に良かった」とコメントした。(注:「イトカワ」は日本のロケットの生みの親である糸川英夫 博士にちなむ)
○異例のスピード決定
さらに、JAXAからLINEARチームに名称案を送ったのは9月中旬だったとのことで、通常3カ月以上かかるとされる審査をわずか数週間で終えたことは極めて異例だ。吉川ミッションマネージャーは「正確な理由はわからないが、通常は名前が適当かどうかという議論で決定が延びる。今回はそれがなかったのではないか。
また、『はやぶさ2』のミッションターゲットのことは(IAU側の)