2015年10月6日 08:00
「はやぶさ2」は浦島太郎? - 目指す小惑星の名前は「リュウグウ」
審査委員も知っているので、早めに考えてくれたのだと思う。」と語り、「リュウグウ」という名前が適切であったことと、12月3日に地球スイングバイというイベントを控えている「はやぶさ2」のミッションスケジュールを考慮してのスピード決着だったのではと推測した。なお、何らかの理由で「マイナープラネットサーキュラー」が本来のタイミングで発行されていないため、正式な名称決定日は確定していないものの、IAUの他のwebサイトで「1999 JU3」が「リュウグウ」であるということは明記されており、名称決定は間違いないという。
「浦島太郎」の物語といえば、玉手箱を開けた主人公が中から出てきた煙を浴びて老人になってしまうという決してハッピーエンドとは言えない結末を迎える。一方、「はやぶさ2」ではカプセル内のサンプルから出たガスを蓋を開ける前に採取し、分析にかけることになる。「はやぶさ2」プロジェクトの津田雄一 プロジェクトマネージャーは「『浦島太郎』にはさまざまな解釈があると思う。『はやぶさ2』の場合はサンプルを開けることで惑星科学、生命の歴史を紐解くという意味で、その時計を前にすすめることになる」と「はやぶさ2」