2015年10月6日 09:17
「家賃は収入の1/3程度」は間違い! - 子育て世帯に適正な家賃の割合は?
同様に計算した手取り月収は約24万円程度。1/3が家賃だとすると8万円となり、残りの16万円で生活していかなければなりません。
先にも触れましたが、シングルと子持ちファミリーでは生活に必要な支出は異なります。子供の成長と共に子供の養育費・教育費が増える中で、ずっと同じ割合で家賃を払っていては家計がかなり圧迫されてしまいます。
総務省が平成27年8月に発表した家計調査・年齢階級別に見た暮らしの特徴(2人以上世帯)を見ても家計支出額が変わっているのがわかります。
世帯主の年齢が30歳未満では1カ月当たり幼児関連費の平均額は約1万3,100円。30歳代の家庭では約1万7,300円。40歳代になると幼児関連費は約7千円と小さくなるものの、教育関連費が約3万9,500円と支出費目の変化と同時に支出金額も大きくなっています。
消費税率の引き上げも見逃せません。20歳代~30歳代の子持ちユーザーが多いクックパッドが実施した「消費税増税後の家計」に関するアンケート(2014年10月)では、消費税が5%から8%に引き上げされた後の家計は「やや悪化した」が43%、「悪化した」が15%。約6割の人が悪化傾向にあると感じています。