上京することに迷いは無かったんですか?
なかむら:楽しみより、不安のほうがでかかったですけど……楽しみやったんでしょうね。当時芸歴3年くらいで、まったく売れてなかったんで“リセット”の気持ちがありました。東京行くって、むっちゃ怖いですよ。コミュニティが出来上がってるところに、大阪の売れてない3年目が入っていくんですから。でも「そろそろかまさなヤバいな」みたいな感じがあって、上京しましたね。
――東京に来て良かったと思えるようになったのは、いつ頃ですか?
なかむら:来て半年くらいですかね。やっと先輩らと関わるライブに出れるようになってきたんですよ。で、すっごい人数の芸人の前で一人ずつ自己紹介とアピールする機会があって。
知らん芸人ばっかで怖かったんですけど、むちゃくちゃボケに行ったらめっちゃ笑ってくれて……「えぐいやつ来たな」みたいに言われたとき、ラッキーって思った。京極:うははははは(笑)。
なかむら:大阪じゃえぐいやつやなかったのに、えぐいやつと思われた。ラッキー! みたいな(笑)。
――つまり、芸人さんにウケたタイミング?
なかむら:そうですね、芸人に面白いと思われたときっすかね。