くらし情報『高千穂峡が「待ち時間解消アプリ」を導入した狙いとは?』

2015年10月15日 12:32

高千穂峡が「待ち時間解消アプリ」を導入した狙いとは?

しかし、長時間待ち続けた観光客が疲弊して帰ってしまう状況では、「あらためて訪れたい観光地」とはなりにくい。そこで高千穂町はこの10月から「Airウェイト」の試験導入を始めた。

○手作業→iPadアプリで業務を効率化

Airウェイトは、待ち時間解消サービスとして、飲食店の行列解消を目的に開発されたものだ。行列ができるような店舗のお客さんが待ち時間を有効に使えるように、整理券の発券やQRコード読み込みによるメール通知など、その場にいなくても入店の順番待ちが可能になっている。

もともとは飲食店向けのサービスだったが、ロボット「Pepper」との組み合わせでアミューズメント施設の受付、大規模ショッピングモール、世界遺産の受付など、「どうしても順番待ちが出来てしまう環境で、お客さんの満足度を少しでも上げたい」というニーズがあるような場所であれば、業種を問わず導入が進んでいる。

この高千穂峡の貸しボートについても、早朝から数十名単位の行列ができ、筆者が現地に到着した12時過ぎには90組以上の待機者がいた(その後、13時30分頃にはその日の受付を終了)。実はこの貸しボート、これまではすべて手作業で待機者を管理していた。

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