くらし情報『高千穂峡が「待ち時間解消アプリ」を導入した狙いとは?』

高千穂峡が「待ち時間解消アプリ」を導入した狙いとは?

高千穂峡が「待ち時間解消アプリ」を導入した狙いとは?
宮崎県西臼杵郡高千穂町、ここには「高千穂峡」として有名な峡谷がある。この峡谷は、阿蘇カルデラの火山活動によって出来上がったもので、7kmにも連なる美しい柱状節理が見所の観光地となっている。

峡谷には「真名井の滝」など複数の観光スポットが存在し、高千穂峡の入口となる場所から高千穂神社まで遊歩道が整備されている。この遊歩道をちょっとしたピクニック気分で歩くのも良いのだが、この高千穂峡にはもう1つ、人気の楽しみ方が存在する。それが、貸しボートだ。

高千穂峡周辺では、運転手が高千穂峡に関するさまざまな逸話(日本神話で天孫降臨の地とされているなど)を話してくれる観光タクシーが存在するが、その運転手の話によると、かつては遊歩道の利用が非常に多かったという。

しかし近年、貸しボートの人気がうなぎ登りとなり、今では早朝に車で駆けつけ、貸しボートの受付が始まる前から長蛇の列ができることも珍しくないようだ。インターネット上の評判、「早く行かないとボートに乗れない」といった口コミが「人が人を呼ぶ」形でつながり、ボートに乗るまで5時間待ち、6時間待ちという状況を生んでいる。


高千穂町としては、観光客が押しかける状況は嬉しいに越したことはないだろう。

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