2015年10月22日 08:00
「マグネットスペース」で偶発的な出会いを促進 - ジョンソン・エンド・ジョンソンのボトムアップ型オフィス改革
営業部門が別フロアなので会議室以外で顔を合わせる機会があまりなく、有意義な雑談が生まれにくい状況でした。オフィスを見回してもガラスにスモークを貼った会議室に遮られて開放感に乏しく、どちらを見ても青とグレーの空間には閉塞感を感じる人もいたようです」
鈴木さん「イノベーティブなオフィス環境でないという新社長の指摘は私自身も同感できるものであったため、同じ意見を持つ社員を募ってこの機会に変化を起こそう、とオフィス環境改善プロジェクトの推進役を引き受けました。限られた時間とリソースという不安はあったものの、ボトムアップで現状を変えたいと思う社員は社内にきっといると感じていました。」
○チーム「OFFICE-AID(オフィスエイド)」の設立
何人集まるか不安もあった中、呼び掛けに答えて20名もの社員が集まりプロジェクトは2014年の年末にスタートをきった。プロジェクト名は、自社商品である「BAND-AID」をもじった「OFFICE-AID(オフィスエイド)」であり、これもメンバーの発案で決定した。
OFFICE-AIDのメンバーは社歴も職位も仕事内容もバラバラだったが、1名を除きオフィス作りの素人であることは共通していた。