2015年10月22日 08:00
「マグネットスペース」で偶発的な出会いを促進 - ジョンソン・エンド・ジョンソンのボトムアップ型オフィス改革
ただし応募の条件である「なぜオフィス環境を変える活動に参加したいのか?」という問い掛けにしっかりとした思いを書いたメンバーであるだけに、より良いオフィスの実現にむけて本当に意欲の高い人たちが集まることになったという。
●改革の3本柱とは
○オフィス改革のための3本の柱
意欲に溢れるメンバーが集合したとはいえ、初めて話をするようなメンバーと経験のない分野で共同作業をするわけであり、また業務に支障が出ないよう、昼休みに手弁当で集まるという制約の中ではどのような成果が出せるのか不安になるメンバーもいた。
そこでまずはオフィス家具メーカーに見学に行って学び、社内アンケートを実施して広く現場の意見を吸い上げ、マインドマップでその意見をまとめて掲示するという形でプロジェクトは進んで行った。限られた予算内でどう意見を具現化するか、相反する意見をどうすり合わせていくかなど、ひとつひとつ壁を越えなくてはいけなかった。
鈴木さん「たとえばパーティションの高さ一つとっても、人によって意見が違うのです。もっと高くしたい、低くしたい。もっとフリーアドレス化を進めよう、いや固定席で落ち着いて仕事をしたい、と様々な要望が噴き出してくる。