くらし情報『「頼り合える関係」をネットで復活 -1000人の声で磨いた500円“子育てシェア”』

2015年11月24日 09:00

「頼り合える関係」をネットで復活 -1000人の声で磨いた500円“子育てシェア”

「いつもの日記ブログにその日だけは『両者が繋がるしくみがあれば、子育ても仕事も社会も変わるんじゃないか』と書いたんです。すると普段は4~5件しかレスが無いのに、一晩で200件も書き込まれました。『ビジネスとしてはじめて!』なんて声もあって」。

「誰もやってないなら自分がやるしかない」。数々のベンチャー事業をみてきた経験も起業へと向かわせた。そして甲田さんは2009年11月にAsMamaを創業。資金は退職金の700万円をあてた。当時4歳だった娘が大人になった時、仕事か育児かで悩むような世界にはしたくない、と考えたこともモチベーションのひとつだった。


「社名の『As』は『~のように』という意味がある。『ママのようになりたい』と子どもたちが親を見て思える社会を創りたい、と考えたんです」。

大きな志をもってスタートしたAsMamaは、失敗を繰り返す。最初の失敗は「人を集めること」に力を入れすぎたことだ。知り合いになれる場さえあれば、自然と「手伝ってほしい人」と「手伝いたい人」がつながり、頼り合える関係性が生まれる。そう信じてチラシを配り、公民館などで親子交流会をしはじめた。ところが、回数を重ねれば重ねるほど、ビジネスとしての成長性や参加者から参加費をとることに疑義を持ち始めた。

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