永野芽郁、賛否の中で挑んだ『俺物語!!』ヒロインの真価と成長「私のすべてが変わりました」
芸能界に興味があったんですか。
すごくテレビっ子で、バラエティ番組に出てみたかったんです。お笑い芸人さんを生で見てみたいという気持ちから、一緒に出てみたくなって(笑)。スカウトされた人はみんなテレビに出られると勘違いしていて、そこから演技レッスンに行ったりしているうちに、みんなが出られるわけじゃないんだということに気づいて(笑)。でも、そのレッスンでお芝居の楽しさに気づくこともできて、そこから女優さんやモデルさんのお仕事をやりたいと思うようになりました。
――――女優やモデルもとても厳しい世界だと思います。心が折れそうになったことはないんですか。
ありますよ(笑)。
自分の中で一番心が折れそうになったのは、あるドラマの泣くシーンの撮影でした。気持ちの整理ができなくて、ブレーキがかかってしまい、思うように泣くことができなくて。監督からは何度もダメ出しがあって、10テイクぐらいかかってしまいました。「もう、できない」とそこで諦めそうにもなったんですが、本当に悔しくて悔しくて……。でもその時「こんなに悩んでいるってことはお芝居が本当に好きなことなんだ」と自分の気持ちに気づいて。
好きなことじゃなかったら、きっと悩まないしすぐ諦めたと思うんです。