2015年12月22日 12:34
実家の処分、どうすればいい!? 親と"本音で話す"コツを専門家に聞いてみた!
、『プロだけが知っている! 中古住宅の選び方・買い方』(朝日新聞出版)などがある。
○親に相続の話をもちかけたりすると、喧嘩になるケースも
――不動産のコンサルタントをされているということですが、実家をどう処分すればいいかという相談は持ち込まれるものでしょうか。
持ち込まれます。空き家になっている実家をどうしたらいいのかという相談は年々増えています。
――いつごろから増えている感じですか。
数として増えたなと思うのは昨年からです。今年から相続税が上がるという話になったのが一つの要因です。もう一つの要因は、空き家特措法(「空家等対策の推進に関する特別措置法」)が今年5月に全面施行されたのが大きいです。
また、プライベートな話ですが、父が1年前に他界したんです。父の家は持家ではなかったので、15年ぐらい前、私が30歳ぐらいの時に、自分で土地を買って親との二世帯住宅を建てたんです。親の老後を考えたときに、その方が得策だろうと考えたのですが、そうした意味で、実家をどうするかというテーマは自分自身の問題でもあったわけです。――この本を書こうと思ったきっかけと背景には、そういうご自身の経験と、空き家の問題が年々増えているという社会的背景があったわけですね。