くらし情報『2016年はPepperの活用がさらに進む? - 吉田本部長に今後の展開を聞いた』

2016年1月4日 11:56

2016年はPepperの活用がさらに進む? - 吉田本部長に今後の展開を聞いた

つまり、認識していることを伝えてくれる。その精度が高いほど、人は生き物だと感じます」(吉田氏)

このようにPepperのヒットには、「人が生き物と感じる」ことに徹底的にこだわったことが大きい。

●Pepper導入の最大の効果は「店舗に来た人のデータが取れること」
冒頭で記載したように、Pepperはすでにさまざまな企業での活用が進んでいる。では、導入して1年になるネスレ日本では、いったいどんな効果が得られたのだろうか?

「Pepper導入の効果の第一は、Pepperを配備したことでコーヒーマシンの売り上げが伸びたことです。サイネージでは足を止めなかった人が、Pepperなら足を止めるんです。これは数字にも表れています。加えて、ネスレショップに訪れた人の属性や動向などのデータが取れることも大きなメリットです」(吉田氏)

これまでリアルの店舗では、eコマースのようにどんな人がどういう経路でショップに訪れ、購入に至ったのか、あるいは至らなかったのかということが把握できなかった。しかし、Pepperでは搭載したセンサーによって顧客の属性を取得することができる。
Pepperを導入すれば、Pepperの前を通った人が何人いて、そのうちの何人がショップに入ったのか、またPepperが話しかけることで、その人の性別やおおよその年齢などがわかるようになる。

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