くらし情報『260兆円市場が静かに広がりをみせる「APIエコノミー」』

2016年1月12日 10:26

260兆円市場が静かに広がりをみせる「APIエコノミー」

260兆円市場が静かに広がりをみせる「APIエコノミー」
「APIエコノミー」というキーワードをご存じだろうか。はるか昔のIT開発はすべてのコンポーネントを自社開発するのが一般的だった。しかし昨今は、コンポーネントを他社から調達し、開発サイクルの短縮と新たなビジネスモデルを実現している。この仕組みをビジネスチャンスにつなげるのが冒頭のキーワードだ。「API」自体は決して目新しいものではないが、簡単な説明が必要だろう。そもそもAPIは簡潔にコードを記述するための「Application Programming Interfaces」を略し、主にプログラム開発の現場で使われてきた単語である。

例えばMicrosoftがWindowsの機能を呼び出す手続き(=API)を用意することで、ソフトウェア開発者はコーディングの手間を大きく低減できるが、同じことはWeb上でも行われてきた。2000年代中頃から登場した「Web API(=Webサービス)」は、Webの技術を用いて同様の仕組みを構築している。
一例を挙げればGoogleマップやBing MapsはWeb APIを有償/無償で公開し、新たなビジネスモデルを生み出してきた。自社の場所を示す地図としてイラストを掲載している企業を見つけるのが難しいことでも、その広がり具合を実感できる。

新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.