2016年1月25日 06:00
山田祥平のニュース羅針盤 (59) 岐路に立つMVNOビジネス
IIJも、多額の投資が必要となるHLR、HSSは、必ずしもMVNOビジネスとは親和性が高くないと説明会では漏らしている。
ただ、格安SIMにとどまらず、大手キャリアが取り組むのが難しい新たな事業領域へのチャレンジは、MVNO各社にとっての絶好のビジネスチャンスでもある。各社が今年、どの方向に舵を取り、どのような動きをするのかには、よく注目しておく必要がありそうだ。
例年、4月頃には大手キャリアへのMVNO向け接続料金が公表される。値下がりは必須と予想されるが、昨年のように予測よりも下げ幅が低くMVNO業界全体が影響を受けた例もある。大手キャリアの接続料金の下げ幅がMVNOの料金にどう反映されるのか。そのあたりに注目すれば、水面下で何が動いているのか想像できるかもしれない。
(山田祥平 http://twitter.com/syohei/ @syohei)
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