くらし情報『法人利用が進むPepper、"客寄せパンダ"から"売上拡大"の存在に?』

2016年1月28日 09:36

法人利用が進むPepper、"客寄せパンダ"から"売上拡大"の存在に?

その上で、2016年は「企業のためのスマートロボット元年」と同社では位置づけ、Pepperが単なる集客ツールとしてだけではなく、接客や販売、介護の現場にも活用され、人をサポートできる存在になるという見通しを示した。

○Pepper導入は500社超に

現在、Pepperを導入している企業は500社を超える。宮内氏はそうした企業から数社の導入事例を紹介した。例えば、みずほ銀行はいち早くPepperを行員として採用しており、最適な金融商品を勧めるなど、対応した顧客の10%以上をカウンターに送客しているという。同行以外にも、37の銀行や信用金庫で導入されている。

日産自動車は、女性客向けにレディー・ファースト・ショップを展開しているが、その100店舗にPepperを導入。クルマに関連した説明のほか、エンタメアプリを使って来客者を楽しませている。

ネスレ日本は、コーヒーマシンの販売スタッフとして150店舗に配置。
Pepperはマシンの説明や接客データの取得に活用されており、集客効果により売上が15%上がっているという。小売業では、イオンモールがイオンカードの説明などセールスプロモーションに活用している。

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