くらし情報『リーマンショック、震災を乗り越えて「日本で生きる」と誓う中国人の働き方』

2016年2月16日 07:00

リーマンショック、震災を乗り越えて「日本で生きる」と誓う中国人の働き方

ただ、在籍中はリーマンショックがあり、業務も縮小され苦労が絶えず。さらに震災と、2度にわたって仲間の中国人や韓国人が次々と帰国していきました。中国に住む家族からも帰ってこいと心配されましたが、日本で起業して成功する夢のために「絶対に日本で生き抜く」という想いがあったのです。

起業といっても、特に目指していた業種はなかったのですが、キムチを日本に輸出している同郷の社長と出会う機会があり、"故郷の味"を見つめ直す良いきっかけになりました。自分の強みは"中・韓・日の文化を知っている"ことであり、誇りを持っています。キムチを通して日本でも故郷の味を広めたい気持ちが強くなり、すぐに動き始めました。

2014年、所属している世界韓人貿易協会の仲間にキムチを販売するための拠点選びやノウハウを学びながら起業しました。今は営業活動が主な仕事です。
ネット販売での郵送手配や卸し販売、展示会での試食会や韓国系スーパー巡りなど、毎日キムチと一緒に走り回っています。

■現在のお給料は以前のお給料と比べてどうですか?
前職のプログラマー時代は実績が認められて管理職にもつきました。その頃は40~50万円の給料がありましたが、今は妻と子供2人と生活するギリギリの金額です。

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