2016年2月17日 14:00
樋口真嗣監督「永遠に撮っていたいぐらい楽しい撮影だった」 - 『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』Blu-ray/DVDが2月17日発売
――映画監督というより現場監督ですね(笑)
樋口監督「本当にそう。職業が変わっちゃうんじゃないかって(笑)」
――キャスティングも基本的に監督の指名ですか?
樋口監督「若い人はいくらかオーディションもやりましたが、メインどころは指名してオファーしている感じです」
――主人公のエレン役に三浦春馬さんを起用した理由は?
樋口監督「何年か前に、劇団 新感線の舞台をみたとき、すごく良かったんですよ。ドラマだとセンシティブな芝居をする印象があったので、あそこまで振り切れて動けるとは思っていなかった。身体のキレがとにかくすばらしくて、これを誰も使わないのはもったいないと思って、芝居のあとの打ち上げに忍び込んで、一緒にやろうよって口説きまして(笑)。そのときは、『進撃の巨人』の話ではなかったんですが、『進撃の巨人』をやることになったとき、もう三浦君しかいないだろうって思いました。巨人になったエレンのイメージにうまく繋がったのも理由のひとつですね」
――クランクアップのときの感想はいかがでしたか?
樋口監督「最後はグリーンバックで、立体機動のシーンを一人ずつ撮影して終わったんですけど、みんな花束をもらって去っていくのを見ていると、だんだん腹が立ってきて……。