くらし情報『出産後の抜け毛がつらい……妊娠・出産における髪トラブルの原因と対策』

2016年3月3日 07:30

出産後の抜け毛がつらい……妊娠・出産における髪トラブルの原因と対策

十分に育たなかった弱々しい髪は退行・休止期間が長くなってしまうため、結果、出産後は髪が大量に抜けたように見えるという。「出産後に髪が抜けるということに目がいってしまいますが、それは妊娠中に髪が抜けなかったからです。妊娠・出産後を合わせて見てみると、抜ける髪の総量は通常の量と同じです」と北嶋先生は話す。

こうした抜け方による薄毛は、広範囲にわたって一面が薄毛となる「びまん性脱毛症」とされている。その要因は出産やピルなどによるホルモンバランスの変化のほか、加齢による老化、貧血、内臓疾患、急激なダイエット、ストレスなどが挙げられている。

○1~2年に通常に戻る

では実際、どのように対策をすればいいのだろうか。北嶋先生によると、基本的に1~2年で通常のサイクルに戻るので、必要以上に心配をしなくても大丈夫とのこと。それでも、抜け毛によるストレスで精神的なつらいということであれば、クリニックを訪れるのも手だ。

クリニックで処方される内服薬は、特に母乳に影響を与えるという報告はないものの、リスクを避けるという意味で、育毛剤などの外用薬での治療を北嶋先生は推奨している。治療には半年~1年かかるのが一般的だ。

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