2022年4月28日 07:00
池内博之、“縁”が繋いだアジア進出「どういうめぐり合わせがあるのか楽しみ」
○■縁が繋いだアジア進出
――今作を含め、『イップ・マン 序章』以降、アジア映画にも出演されていますが、進出しようと思ったきっかけはあるのでしょうか?
特に意識していたわけではなく、単純に『イップ・マン 序章』のお話をいただいて出演したんです。ただ、この作品は香港電影金像奨最優秀作品賞を獲って、中国で興行収入1位を記録したりしてすごく反響があった。その後から、中国だけじゃなくアメリカに行ってもヨーロッパに行っても『(イップ・マン)出てただろ?』と言われることが多くて(笑)。一番驚いたのが、ハワイの山奥に行ったときに多分現地の若いお兄ちゃんに「あ!」って気づかれたんです。ここでもか! ってさすがに驚きましたね(笑)。
――ある意味、アジアだけでなく世界に展開していった。
欧米の人もアジアの作品も結構みんな観てるんですよ。そうやっていろんな方に観ていただいて、そこからのご縁でアジア作品に何作か出演させていただいたという感じ。
本当に縁ですよね……。多分『イップ・マン』に出ていなかったら、今も海外作品に出ることもなかっただろうし、お話をいただくこともなかったと思います。
●日本映画と自身のこれから
○■台本が最後までない中国式「分からない中で悩んで積み上げていく」