人がほとんどいないオフィス……でもしっかり業務中 - レノボ関連グループ4社が合同で「テレワークデイ」を実施
パイロット運用では、1週間のうちにテレワークできる上限日数を定めていたが、これを撤廃し、回数無制限とした。また、外部からアドバイザーを招き、テレワークを導入している他社の事例や、育児・介護で今後ますますテレワークの重要性が増すことなどを学ぶことで、テレワークに関する文化の醸成を図った。なお、パイロット運用の開始にあたって、インフラ面ではすでに導入している仕組みを利用したため、追加の投資は発生していないとのことだ。
この結果、それまで34%だった利用率が88%まで向上。また、48%がパイロット運用を始める前と後で、生産性が上がったと実感。ワークライフバランスについても78%が向上したと答えている。
具体的には「資料作成に集中できる」や「通勤ストレスの解消ができた」「休暇を利用しなくても介護/育児/通院/荷物の受け取りができた」とのメリットが挙げられた。レノボ・ジャパンで"ワークスタイル変革プロジェクト"を担当する村上武士氏も「レノボ・ジャパン設立当初からいるが、そのころはテレワークを取るという考えがまったくなかったが、実際にテレワークをしてみると、家族と一緒に食事を取れたり、子どもとすごす時間がふえたりと、ワークライフバランスが上がった」