人がほとんどいないオフィス……でもしっかり業務中 - レノボ関連グループ4社が合同で「テレワークデイ」を実施
という。このほかにも「"小1の壁"(子どもが保育園から小学校に上がったときに、学童保育が延長保育に対応していなかったり、PTAや保護者会などで時間を取られてしまうといった課題)に直面したときにこの制度があったら」という声や「妊娠中の配偶者のそばにいられるため安心して仕事ができる」といった感想も紹介された。
一方で、マルチディスプレイなどオフィスの方が働きやすい環境が整っている、あるいは紙による承認フローが残っているので、出社しなけければならないというケースや、退勤という仕事のやめ時がなく、むしろ業務時間が増えた、資料と声だけでやり取りするオンライン会議で話が伝わりにくい、テレワークに消極的な人がいてとりにくいといった課題も見つかった。「特に文化の醸成や意識を変えるといった部分は、すぐに対応するのが難しいと感じているが、繰り返し意識喚起を続けていく」(村上氏)とした。
また、テレワークによって部門の生産性が下がったと答えたマネージャはわずか4%にとどまったが、顔を合わせて指示した方がわかりやすい、あるいは顔が見えないので、部下の体調が悪いときやモチベーションの把握が難しいといった見えないからこその難しさや、テレワークの頻度が増えたときにマネジメントできるか不安といった声が寄せられた。